みなさんこんにちは。
ここ最近は
自宅療養中に亡くなられる方が
増えてきており
若干、暗い気持ちになっている
今日このごろ。
とはいっても
第5波が落ち着くまでは
とにかく
走りに抜けるしかないので
頑張っていきます。
さて、
今日は以前から話していた
ワクチン1回目接種後の感染について。
Antibody-Dependent Enhancement(ADE):抗体依存性免疫増強
なんではないか?
というところについて
自分なりの見解を述べたいと思います。
ADEとは?
ADEとは
簡単にいうと
ワクチン接種でできた抗体が
感染予防に働くどころか
感染を悪化させるという現象です。
抗体は必ずしも
いい作用のものだけとは限りません。
悪い抗体が
マクロファージの
異常な活性化を誘発し
過剰な炎症反応がおきます。
で、そんなADEですが
歴史的に有名なのは
デング熱のワクチンで
起きた例が有名です。
フィリピンで子ども達が
デング熱のワクチンを接種したところ
接種後感染の方が
重症化する人が増えたという
悲惨な事例です。
で、実際どうなの?
COVID−19のワクチンで
ADEの報告例はありません。
さらにそのリスクも
ないとされています。
しかし、
実際は現場で
1回目ワクチン接種後の感染で
異常なサイトカインストームを起こし
入院になる人を多数みてます。
しかも、
どうみても
ワクチン未接種の人と比べて
臨床所見や採血所見が
異なるんですよね。
特徴としては未接種に比べて
- 過剰な炎症反応(CRP・フェリチンの異常高値)
- より高い発熱
- 健康な人でも起こる
- 肺炎は比較的軽い印象
こんな感じになります。
ずっとコロナ患者をみてきたので
異変にはすぐ気付きました。
感染した場合、
どれくらいの頻度で
起きるかはわかりません。
しかし、
人数的にはそこそこ多い印象です。
これはADEなのか?
それとも
ただ単に、
シンプルな重症化の過程を
みているのか?
それはわかりませんが、
やはり通常の経過と
異なることは確かです。
ADEが起きてもおかしくはない?
あくまでも仮説になりますが、
現在、普及しているワクチンは
従来型のコロナに対して
作られたワクチンです。
つまり、
もともと変異株など
とうに想定していません。
その後、
アルファ株などの変異型にも
効果があることが示されました。
デルタ株に関しても
効果があることは
示されていますが、
変異株に関しては
地域性が非常に
重要なファクターになります。
デルタ株が猛威を奮っているのは
アジアです!
地域差があるのは
やはり遺伝子的に
若干、免疫に微妙な差が
あるからだと思われます。
そして日本も
デルタ株に対して
かなり弱いです。
正直、
公表されている数値以上の破壊力です。
報告は全然ないですが、
アジア地域では
1回目ワクチン接種後の
デルタ株感染で
ADEが誘発されやすい。
ということが起こる可能性も
ゼロではないかなと思っています。
結論:ワクチンはうつべき!
結論としては
ワクチンは絶対にうつべきです!
ってのも、
仮に1回目接種後の
過剰な炎症が起きたとしても
未接種に比べ
比較的肺炎が軽度ですむことが多く、
適切な治療介入をうければ
救命率は高い印象です。
さらに、
2回接種することで
感染率・重症化率は
劇的に下がります。
やはり
ワクチン接種によるメリットは
かなり大きいです。
ちなみに
質問があったので答えますが、
1回接種後に感染した場合、2回目ワクチンを接種するべきかどうか?
→期間をあけて2回目接種が推奨されています!
他、ADEについての参考動画も載せておきます。
やはりこの動画でも
ADEは起こらないと説明されています。
ADEが起きているのかどうか?
どのみち
コロナに感染して
コロナとして治療するのであれば
あまり気にすることでは
ないのかもしれません。
では
See you again!!