みなさんこんにちは!
さて、
東京都内の感染者は
少しずつ落ち着いてきましたね。
しかし
重傷者の数は
全く減っておらず
自宅療養者の数も
依然として多い状態です。
まだまだ
感染対策には
気をつけていきましょう。!
では
本題に行きましょう。
発症早期のステロイドは予後を悪化させる!
本日のお題はこれです!
COVID−19の治療の
主役といっても過言ではない
ステロイドなのですが、
実は
発症早期に使用すると
予後が悪化するんですね。
ステロイドは
炎症と免疫を抑える効果があります。
コロナの病態として
感染初期に
ウイルスが増殖し、
後半は
ウイルスが消えるが
炎症だけが進行します。
なので、
ステロイドの使い所は
後半の炎症だけが
残っている時に
使用するのがベストなのです。
初期に使うと
自己免疫を抑制するため
ウイルスの増殖が加速します。
初期に使用すると再燃する可能性が高い
発症早期に
ステロイドを使用すると
自己免疫が抑えられるので
ウイルスを殺し切ることができず
増殖が活発化します。
ステロイドは炎症も抑えるので
使用しているときは
一時的に解熱して
元気になったかのように感じますが、
数日後に
また炎症が再燃します。
経験的に
2度目に起きた炎症は
ステロイドでは
抑えきれないほどの強さになり
より強く炎症を抑える
治療が必要になります。
在宅・クリニックでステロイドが早期に処方されるケースが多い
で、問題なのはここから。
コロナの診療に
慣れていないDrは
とりあえず
コロナといったらステロイド!
といった感じで
ステロイドを処方します。
こうなると
自宅療養中に
再燃してしまうケースが多発します。
なので
ここには注意が必要です。
しかし、
正直なところ
第5波はデルタ株が
中心となっており
気付いたときには
酸素が必要な状態になっています。
往診医やクリニックのDrも
発症早期なのか
どうなのかとか
待っていると
患者の状態がすぐに悪くなるので
タイミングを測る
余裕すらないのも事実です。
すぐに
入院できる施設が
あればいいのですが
それがないのが
今の東京です。
なかなか
厳しいですね。
まとめ
- 発症早期のステロイドは予後を悪化させる!
- 再燃後の炎症はかなり強い!
- クリニック・往診医で早期に処方されるケースが多い!
以上が本日のまとめになります。
薬はリスクという
言葉は有名ですね。
コロナの治療でも
極力、
ステロイドを使わないに
越したことはありません。
一刻も早く
満足な医療がうけれる
日本になることを願っています。
では
See you again!!