みなさんこんにちは。
なんとなく
新規感染者は
落ち着いてきましたが
まだまだ
自宅療養されている方は
たくさんいて
油断できない状況ですね。
引き続き感染対策を
継続していきましょう!
さて、
今日はコロナに感染すると
どんな感じで病気が進行するのか。
それをざっくりと説明します。
この辺を理解すると
治療薬の意義がわかってきます。
ではいきましょう。
感染早期はウイルスが増殖!
まず、
どのウイルスもそうですが、
感染してから
ウイルスの増殖が起きます。
コロナウイルスも同じです。
で、このタイミングで
重要になるのが
いかにウイルスを増殖させないか!
つまり、
人間の免疫力が強いと
ここでウイルスの増殖を
食い止めることができます!
免疫抑制状態にある方が
重症化リスクが高いのは
ここが主たる理由でしょう。
このタイミングで
効果がある治療薬は
抗ウイルス作用があるもの!
- レムデシビル(RNAポリメラーゼ阻害)
- カシリビマブ・イムデビマブ(抗体カクテル)
ウイルスが増殖している時期は
だいたい
軽症の時期になります。
なので、
これら2つの薬は
基本的に軽症の時期に使います!
逆に、ここで
ステロイドを投与すると
免疫を抑えるので
ウイルスの増殖に
拍車をかけてしまい
逆効果となっていまします!
発症5−7日目はウイルスが減少。炎症だけが残る!
次のフェーズです。
時間経過とともに
増殖したウイルスは
死滅していきます。
ウイルスと戦っているときに
我々の免疫は
炎症をおこして
ウイルスを殺します。
しかし、
コロナウイルスの場合
このウイルスを
やっつけるはずの炎症に
歯止めがかからなくなり
免疫の暴走が起きます!
これがいわゆる重症化です。
このタイミングで使用するのが
ステロイドになります!
ステロイドの主な効果は
炎症と免疫反応を激的に弱めます!
なので
理想としては
ウイルスが減りかけて
炎症だけが残っている
この時期に投与するのが
理想的なタイミングになります。
ここがちょうど
中等症のタイミング。
つまり
肺炎が進行し
酸素が必要となる時期です。
デルタ株はウイルス量が異常に多い可能性!
この第5波で感じることは、
抗原定量検査で
値が振り切れる患者が多いこと!
抗原定量検査とは
ほぼウイルス量と
一緒と考えてよいでしょう。
これまでの
従来株、変異株では
抗原検査が陽性になっても
あまりこのようなことは
ありませんでした。
ここからいえることは、
デルタ株の治療において
重要なのは
いかにウイルスの増殖を抑えるか。
ここかもしれません。
ウイルスの増殖を抑えるのは
感染初期。
つまり
レムデシビルと抗体カクテルが
キードラッグに
なってくるでしょう。
あと忘れちゃいけないのが
ワクチンです!
今現在、
全国で抗体カクテルの
使用許可がおりて
どんどん使用できる場所が
拡大されています。
デルタ株に関しては
重症化してからの治療より
発症早期に重症化を防ぐ
予防治療が
重要になるでしょう!
まとめ
- 発症早期はウイルスが増殖!
- 中期〜後半はウイルスが死滅。炎症のみ残る!
- デルタはウイルス量が多いかも!
- 重症化を防ぐ予防治療が重要!
以上が本日のまとめになります。
最近は治療より予防!
こちらの方が大事だとな
常々思います!
予防でいちばん大事なのは
もちろん
ワクチンです!
みなさんが
一刻も早く
ワクチンを接種できることを
願っております。
では
See you again!!