みなさんこんにちは!
第6波が
本格波しました!
ここからどこまで
感染者が増えるかは
もう予想できません。
10万人を超える可能性も
十分あります。
オミクロンに関しては
小児感染が増えます。
そこで
小児のコロナ感染後に現れる
小児多系統炎症症候群(MIS-C)について
軽く紹介しておきます。
小児多系統炎症症候群(MIS-C)とは
パンデミックが
始まった当初
「小児で川崎病がかなり増えている!」
っといったニュースを
聞いたことはないでしょうか?
正体は川崎病に似た
小児多系統炎症症候群(MIS-C)という
病気でした。
以下要点のみ
簡単に説明していきます。
疫学・病態生理
- どの年齢の小児にも起こり得るが、特に6−12歳で多い
- コロナ感染の後、数週後に起こる
- 免疫の異常活性が関与している可能性が高い
- 鼻咽腔のPCRは陰性でも、血清(血液)のPCRは陽性であることが多い
- 特に血液中の抗体陽性(感染していたことを示す)は有益
症状
- 4−6日ほど持続する発熱
- 消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐)
- 皮疹
- 結膜炎
- 頭痛・倦怠感
上記が代表的な症状ですが
他にも様々起こります。
重症化に注意!
上記症状が持続したあと
以下のように
重症化する可能性があります。
- ショック
- 多臓器不全
- 特に心筋障害の出現には注意
こうなった場合は
複数の専門家による
集中治療管理が
必要になります。
治療は川崎病と似ており
ステロイドや免疫グロブリンを
使用します。
オミクロン流行に伴いMIS-Cには十分注意を!
ってなことで
かなり
要点を絞って説明しましたが
一言でまとめると
「コロナ感染数週後の数日続く発熱・体調不良はMIS-Cを疑え!」
ってことになります。
頻度がどの程度かは
定かじゃありませんが
オミクロン株は
今まで以上に
子どもたちに
感染しやすくなっていることから
MIS-Cの患者が
増えることが予想されます。
「オミクロンは軽症だから大丈夫」は
子供にとっては
当てはまりません。
これから
冬休みもあけて
学校が始まると思います。
十分な感染対策を
徹底しましょう!
では
See you again!!
以下も参照ください↓↓
小児 COVID-19 関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント
<重症化しない体をつくる記事・本>